

ヌクの水槽をようやく片付けた。
それだけで部屋がガランとしてしまった。
ヌクの死因になった病気の詳細ですが、実は既にヌクが死ぬ2日前、20日(土)に動物病院の先生から電話があって、組織検査の結果「軟部組織肉腫」であることが判明したと聞いていました。
これは悪性の腫瘍だそうで、手術をしても再発率が高いのだそう。
ちょうど、この電話をもらう前日に動物病院に通院して術後のヌクの様子を診てもらったんだけど、その時に、切った部分の脚の付け根がパンパンに腫れていたので、先生が「ただの腫瘍なら切った後にこんなに腫れない。これは悪性の腫瘍でリンパの方に広がっているかもしれない」とおっしゃっていたんだけど、予感が的中してしまった。
その軟部組織肉腫について、電話で詳細を教えてもらった。
軟部組織肉腫は、体の「軟部組織」という部分から発生した悪性腫瘍のことなのだそうだ。
「軟部組織」というのは、体内にある臓器や骨と皮を除いた部分のことを指すそう。つまり、筋肉や神経、リンパなどの部分を言うらしい。
そして、肉腫というのは基本的に悪性の腫瘍のことを指すのだそうだ。
それが胴体や手足など色んな部分に腫瘍となって表れるとのこと。
手術で表向きに目立った腫瘍を摘出しても、体中に広がっている可能性が高く、ヌクの脚の腫れ方からして、もう再発しているだろうとのことだった。
次に手術をするとなると、骨盤の方まで切除しなければいけないそうだが、それはさすがにヌクは耐えられないだろうから、もう手術は受けさせられない。(先生も勧められないと言っていた)
後は、薬(抗生物質、鎮痛剤)を飲ませて様子を見守る他、何もできなかった。
ヌクは術後少し回復したように見えていたので、このまま元気になってくれるかと思っていたのだが、術後11日目に死亡してしまった。
その2日前くらいから様子が変だった。
いつもなら寝ている時間なのに眠らずに滑車を走り続けたり、床材を潜るのをずっと続けたりと、終始落ち着きなくジタバタと動き回っていた。
このように落ち着きのない行動は、痛みを我慢してのたうち回っている状態だと聞かされていたので、そんなヌクを見ているのは辛かった。
オイラが手のひらを差し出すと、手足をもがくようにバタバタさせながら乗ってきた。まるで「助けてくれー!」と言ってるみたいだった。
食事を与えると、その間だけは少し痛みを忘れられるのか、落ち着いて食べるので、食事をなるべく小分けにして与えたり、普段肥満防止のため食べさせなかった甘いドライフルーツも食べさせた。
手術後数日間は、このままヌクが元気になってくれることを期待していたので、太る食べ物は与えなかったんだけど、ヌクの暴れようを見てからは、これが最後かもしれないと思い、ヌクの好きなドライフルーツを小さく分けて何度も食べさせた。
その時はどうしても涙が溢れてきてしまった。
死亡した当日の朝もヌクは暴れていて、出掛けるのが辛かった。
ヌクを撫でてから家を出たが、その時もヌクはジタバタしながら私の手に乗って来た。
後悔するのは、この時になんでトウモロコシをあげなかったのか、ということ。
天日干ししていたのだが、まだ柔らかかったので、もう一日干して明日与えようと思っていたのだ。
ヌク、トウモロコシ好きだったのに。
あげればよかった。
ベイビちゃんが帰宅した19時過ぎにはヌクはすでに冷たくなっていたそう。
巣箱の中で眠るように丸くなった姿で動かなくなっていた。
巣箱を覗いただけなら、一瞬眠っているかと思えるくらい。
目も薄目を開いた状態で、カムの死顔とそっくりでかわいい顔をしていた。
でも、お腹の周りはびしょびしょに濡れていて、腐ったような臭いがしていた。
こんな小さな体でどれだけ痛くて苦しい思いをしたかと思うと、身が張り裂けるようだった。
私が勝手に決めた手術なのに、それで死んでしまう可能性だってあったのに、ヌクは本当によく耐えて頑張ってくれた。
手術をしても結果的にヌクを助けられなかったけれど、手術していなければもっと早く死んでいたかもしれない。
どっちが痛い思いをしなくて済んだのかは、わからない。
それでも、生きるためにやるだけのことはやったつもり。
それでよかったと思う。
ハムスターにとっての11日間が人間の時間でどのくらいかはわからないけど(ハムスターは生後約1ヶ月で大人の体になる)、長生きできてよかった。
カムもヌクも約2年8ヶ月生きたご長寿ハムスターなのだ。
立派なもんだ。
カムが死んでちょうど3週間後にヌクが死んだ。そうゆう遺伝子なのかなぁ。
カムの隣にヌクのお墓を作って埋葬した。
カムと同じように花をお供えして、ベイビちゃんが線香の代わりに花火を2本炊いてくれた。
獣医さんにお礼のハガキを書く際に、ヌクの写真をプリントしようと、昔の写真をあれこれ眺めていたんだけど、笑っちゃったなぁ。
ヌクはデブになったり、毛が白くなったりと、外見の変貌が著しかったなぁ。
「かわいい女」はカムとヌクの成長の記録でもあるなぁ。
たくさん思い出をありがとう。
ハムスターを飼ってる人、これからハムスターを飼う人は、腫瘍に注意!
ハムは腫瘍ができやすいそうです。
特に肥満は腫瘍の原因にもなるので、注意。
ごはんは与えすぎないこと。太るもの(フルーツやひまわりの種など、糖質や脂質の多いもの)を与えすぎないこと。
主食のペレットフードも、栄養過多の場合が多いので、調整して下さい。
カロリーや栄養を調節するには、ハムスターが食べられる野菜(にんじん、キャベツ等)を茹でて水分を切って与えると良いと思います。